目に見える幻想
一昨日、モルガンがこんなこと言った。
景気後退確率は今や50%割れ、7資産クラスが示唆-JPモルガン - Bloomberg
景気後退確率は今や50%割れ、7資産クラスが示唆-JPモルガン - Bloomberg
リセッション確率が50%割れと。
これについて、私がどう思ってるか?今日は書こうと思う。
まず、リセッションは、元旦には、
私の持つデータを見る限り95%あった。
一年前から言ってるように、
リセッションは、ほぼほぼ確定で、
で、Twitterは、
しかし、今は、80%くらい下がってるのも事実。
この主たる原因は雇用だ。
不景気は順調だが、仕事がある状態で、これは政治としては、かなり優秀。
政治というより、FRBと思うが。
ノーベル経済学賞をとった。
金融緩和路線が、都合が悪いのか?
日本では、深掘りニュースはなかったみたいですね。
バーナンキのやった方法が正解ですよ。
不景気の時は、ばらまくのが即効性ある効果。
怪我して血を流した時は、消毒して止血しましょうが、アメリカ。
怪我したら、出る血は全部出してから、絆創膏貼りましょう、が、日本。
バーナンキは退任時に、ニヤリと笑った。
彼にとって、リーマンショックという前代未聞のチャンスに
自分の信じる事ができ、それが成功したからだ。
そしてここ数年は、コロナショック。
パウエルさんがやったのは、実はバーナンキと同じ方法。
企業は、ほどほどに、個人にばらまいた。
給料以上の人も結構いるくらいの金額ばらまいたのだ。
で、乗り切った、これは過去のデータにない。
これ、歴史的な快挙なわけですよ。
リーマンショックのような金融トラブルは、銀行破綻とか、日本のバブル崩壊とか、数あれど、
まさかの疫病、感染病とかのウイルスにも、このおカネバラマキ政策は、効き目があった。
これは、すごいことなのだ。
で、これによる必ず起こる副作用のインフレ物価高。
そこで、パウエルは、景気はちゃんと悪くする。
ただでさえ、物価高なんだから、景気さえ人為的に悪くすればインフレは止まる。
アメリカ国民に、先行き暗いアナウンスをしていき、景気を落とす。
これにより、大きな打撃を受けたとこに、ポイントポイントで、お金を投下する。
つまり、小出しにしてる。
なぜ、そうしてるのか?は、
不景気にはするが、雇用は下げない。
今までの不景気=失業者増加を覆す金融政策。
裏を返せば、働かないやつは、物価高と共に突き放す政策。アメリカらしい。
アメリカがやろうとしてるのは、浅いリセッション。
ゆえに、引き締めは継続するが、雇用が作れるとこに、カネは援助するってやり方。
そして、今のとこそれは上手く行っている。
(今のとこね。これをやると企業は、いったん解雇できるだけ解雇してから、補助金GETになりがちなので。)
だから、リセッション確率は劇的に下がったのだ。
ちなみに、米国の浅いリセッション政策は、
日本にとってはマイナスです。
とんでもなく、マイナスです。
アメリカには、リセッションになってもらわにゃ困るわけですよ。
理由は、気が向いたら言うが、いや、やっぱ言わない。面倒だし。