人生のヒントを探す旅

投資と経済と私

目に見える幻想

一昨日、モルガンがこんなこと言った。

 

景気後退確率は今や50%割れ、7資産クラスが示唆-JPモルガン - Bloomberg


景気後退確率は今や50%割れ、7資産クラスが示唆-JPモルガン - Bloomberg

 

リセッション確率が50%割れと。

これについて、私がどう思ってるか?今日は書こうと思う。

まず、リセッションは、元旦には、

私の持つデータを見る限り95%あった。

一年前から言ってるように、

リセッションは、ほぼほぼ確定で、

で、Twitterは、

f:id:enzitv:20230125131726j:image

しかし、今は、80%くらい下がってるのも事実。

この主たる原因は雇用だ。

不景気は順調だが、仕事がある状態で、これは政治としては、かなり優秀。

政治というより、FRBと思うが。

 

バーナンキリーマンショックを克服し、

ノーベル経済学賞をとった。

金融緩和路線が、都合が悪いのか?

日本では、深掘りニュースはなかったみたいですね。

バーナンキのやった方法が正解ですよ。

不景気の時は、ばらまくのが即効性ある効果。

怪我して血を流した時は、消毒して止血しましょうが、アメリカ。

怪我したら、出る血は全部出してから、絆創膏貼りましょう、が、日本。

 

バーナンキは退任時に、ニヤリと笑った。

彼にとって、リーマンショックという前代未聞のチャンスに

自分の信じる事ができ、それが成功したからだ。

 

そしてここ数年は、コロナショック。

パウエルさんがやったのは、実はバーナンキと同じ方法。

企業は、ほどほどに、個人にばらまいた。

給料以上の人も結構いるくらいの金額ばらまいたのだ。

で、乗り切った、これは過去のデータにない。

 

これ、歴史的な快挙なわけですよ。

 

リーマンショックのような金融トラブルは、銀行破綻とか、日本のバブル崩壊とか、数あれど、

 

まさかの疫病、感染病とかのウイルスにも、このおカネバラマキ政策は、効き目があった。

 

これは、すごいことなのだ。

 

で、これによる必ず起こる副作用のインフレ物価高。

 

そこで、パウエルは、景気はちゃんと悪くする。

ただでさえ、物価高なんだから、景気さえ人為的に悪くすればインフレは止まる。

 

アメリカ国民に、先行き暗いアナウンスをしていき、景気を落とす。

これにより、大きな打撃を受けたとこに、ポイントポイントで、お金を投下する。

つまり、小出しにしてる。

 

なぜ、そうしてるのか?は、

不景気にはするが、雇用は下げない。

 

今までの不景気=失業者増加を覆す金融政策。

裏を返せば、働かないやつは、物価高と共に突き放す政策。アメリカらしい。

 

アメリカがやろうとしてるのは、浅いリセッション。

ゆえに、引き締めは継続するが、雇用が作れるとこに、カネは援助するってやり方。

 

そして、今のとこそれは上手く行っている。

(今のとこね。これをやると企業は、いったん解雇できるだけ解雇してから、補助金GETになりがちなので。)

 

だから、リセッション確率は劇的に下がったのだ。

 

ちなみに、米国の浅いリセッション政策は、

日本にとってはマイナスです。

とんでもなく、マイナスです。

アメリカには、リセッションになってもらわにゃ困るわけですよ。

理由は、気が向いたら言うが、いや、やっぱ言わない。面倒だし。